箴言28章

28章 正しい歩みを心がける

おはようございます。どんなに世の中がおかしげな状況になったとしても、神の定めた法則が変わることも、狂うこともありません。神は正しい者、誠実な者に報い、悪しき者、貪欲な者を裁かれるのです。箴言により神の法則を理解し、賢い人生を歩みたいものです。

今日も、主の恵みを信頼し、支えられる豊かな一日であるように祈ります。主の平安

1.神を恐れる指導者、人民

1節、悪い事をする人は、いつも警戒し、自分の身を隠そうとする。しかし、正しい人は、誰も恐れるものはない。百獣の王、獅子のごとしである。正しい人であるべきだ。2節、国の安定は、指導者次第である「良識と分別」のある指導者がいるかどうかにかかっている。3節「貧しい者」は、ヘブル語でラーシュ、ギリシャ語の七十人訳では、これをラーシャーと読み替えて「邪悪な」と訳す。つまり邪悪な者が権力を握った結果は、最悪だ、というわけだ。ただここは、その富と地位に似つかわしくない者が、権力を握った場合の惨状を語っているのだろう。「良識と分別」のない指導者が起こった結末である。だから、主の御教えを尊重し(4節)、それを守ることを理解させ(5節)、誠実に歩むことを教えていく(6節)、賢い若者を育てることは大切なことである(7節)。

8節、利息や、高利によって財産を増やす者、一種貪欲なイメージがある。しかしその者は、「よるべのない者たちに恵む者のためにそれをたくわえる」。つまり、貪欲に蓄えても自分の手元には残らない。お金は巡り巡って、元に戻っていく。やはり主のみ教えを大事にし(9節)、神を恐れることだ(10節)。貧しさを経験した者は、本当の貧しさが何であるかを理解している。それはお金のあるなしのことではない(11節)。成功は神を恐れる人にふさわしい。もちろん、失敗も成功のもと。失敗したら素直に認め、正し、別のチャンスが与えられると考えることだ(13節)。すべて神がご覧になっているのだから、神を恐れ、神の前に正しく生きることを願う者は幸せを掴む(14節)。だから、将来の指導者たる者、貧しい者の権利を理解し(15節)、自分の力に任せた政治はしないことである(16節)。

2.神を認めた真面目な人生を生きる

人を殺すような者は、その報いを受ける。彼を守るとしたら、カインがそうであったように神のみである(17節)。だが神は正しい者の味方であり、悪人を忌み嫌われる(18節)。地味であっても真面目に働くのがよい(19節)。神は、早く金持ちになりたいと思う者が汚い手を使うことをよく見ておられる。神はそのような者に成功を与えはしない。私たちの手の業を祝される神を認め、すっきりした人生を生きる者は、確かな祝福を得る。だから金持ちに近付かず(21節)、焦らず(22節)、偉い人に媚びることもせず、親の財産を当てにせず(24節)、欲を捨てて、主に信頼していくことだ(25節)。ただ主のみが私たちの祝福の源である、と主に頼って生きていく、それが本当に、豊かになる秘訣である(26節)。また、隣人と分かち合うこと厭わないことだ。「情けは人の為ならず」、必ず巡り巡って、自分に返ってくる。正しい人は、悪人が幅を利かせると消え去るが、また戻ってくるものである。神の定めた法則は、決して狂うことはない。

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